カンツォーネの名曲 ”帰れソレントへ” の想いで♪
小学生の頃、音楽の成績はからっきしだった。
どうゆうわけかオルガンでの「猫踏んじゃった」の早弾きは
学年いや全学年でも一番だった気がする。
兄の影響で5年生の頃にはギターで弾き語りもできる
ようになっていた。
6年生の頃には高校生の兄よりギターは上手くなっていた。
ギターはいつの間にか僕の遊び道具になっていた。
それでも音楽の成績は相変わらずからっきしだった。
そんな時、音楽の先生が転任してきた。
その先生の授業中に学習中の「帰れソレントへ」を独唱
するように言われた。
仕方なく先生のピアノ伴奏に合わせて歌った。
なぜだか熱唱してしまった・・なかなかの出来だった。
歌い終わったあと、先生は「素敵だよ」と言ってくれた。
「上手」ではなく「素敵」だと。
いつの間にか 僕は人前で歌うようになっていた。
あの先生に出会わなければ きっと音楽はやっていなかったと思う。